◎ 温泉分析

 鳥取県には主要な温泉地が10箇所(岩井・鳥取・吉岡・浜村・鹿野・羽合・東郷・三朝・関金・皆生)、泉源数は300箇所余りあり、毎年多くの人が保養、療養のため利用しています。また、近年は特に余暇時間の増加、健康志向に伴い温泉利用の需要は増加しています。
 知事の登録温泉分析機関として、温泉成分の分析はもとより温泉利用に関する依頼・問い合わせにも応じています。

<温泉の定義>

(1kg中の含有量)
溶存物質 1000mg以上 フッ素イオン 2mg以上
遊離炭酸 250mg以上 ヒドロヒ酸イオン 1.3mg以上
リチウムイオン 1mg以上 メタ亜ヒ酸 1mg以上
ストロンチウムイオン 10mg以上 総硫黄 1mg以上
バリウムイオン 5mg以上 メタホウ酸 5mg以上
総鉄イオン 10mg以上 メタケイ酸 50mg以上
マンガン(U)イオン 10mg以上 炭酸水素ナトリウム 340mg以上
水素イオン 1mg以上 ラドン 2×10-10キュリー以上
臭素イオン 5mg以上 ラジウム塩 10-8mg以上
ヨウ素イオン 1mg以上

<温泉の分類>

 温泉は、成分により泉質が次のように分類されています。

塩類泉 塩化物泉 ナトリウム・塩化物泉
カルシウム・塩化物泉
マグネシウム・塩化物泉
炭酸水素塩類泉 ナトリウム・炭酸水素塩泉
カルシウム・炭酸水素塩泉
マグネシウム・炭酸水素塩泉
硫黄塩泉 ナトリウム・硫酸塩泉
カルシウム・硫酸塩泉
マグネシウム・硫酸塩泉
鉄(U)・硫酸塩泉
アルミニウム・硫酸塩泉
単純温泉 アルカリ性単純温泉
特殊成分を含む温泉 単純二酸化炭素温泉、単純酸性温泉、単純硫黄泉、単純放射能泉

<温泉分析項目>

区分 項目等
中分析 現地試験 湧出量、泉温、知覚的試験、pH、遊離硫化水素、硫黄
遊離二酸化炭素、炭酸水素イオン、鉄イオン(U、V)
ラドン(IM泉効計)
試験室試験 ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン
カルシウムイオン、アルミニウムイオン、マンガンイオン
フェロイオン
フッ素イオン、塩素イオン、硫化水素イオン、チオ硫酸イオン
硫酸イオン、炭酸水素イオン、炭酸イオン、臭素イオン
メタケイ酸、メタホウ酸、メタ亜ヒ酸
pH、密度、蒸発残留物、銅、鉛、総水銀、総ヒ素、カドミウム
泉質、薬効表示
飲用泉試験 一般細菌、大腸菌群、過マンガン酸カリウム消費量
飲用許容量試験 銅、鉛、総水銀、総ヒ素、フッ素、遊離炭酸
※試験結果から1回に飲用できる量が定められます。

※ 上記以外に、主要な温泉成分について試験を行う小分析もあります。