一般財団法人日本宝くじ協会助成事業 胸部デジタルX線検診車の配備

この度の検診車整備事業は、日本宝くじ協会の社会貢献広報事業の助成金(4,930万円)を受けて予防医学事業中央会が整備したものです。配備される検診車は、高齢者あるいは身体の不自由な方など、従来の検診車では胸部X線撮影が困難な方々にもご利用いただけるよう、車椅子に乗ったまま乗り降りが可能な昇降装置(リフト)を搭載しています。令和2年1月16日、予防医学事業中央会から鳥取県支部に配車されました。

鳥取県支部では、過疎化・高齢化が著しく高く、また中山間地も多く、東西に長い鳥取県全体の健診事業をカバーするために、鳥取市、倉吉市、米子市に巡回健診基地3拠点を整備しています。それぞれの拠点から、中山間地域や、老人保健施設等(特別養護老人ホーム、身体障がい者療養施設、身体障がい者授産施設)、各事業所への巡回健診の需要にお応えしています。今後は課題でもありました、過疎地域での健診や、県内老人保健施設等の高齢者や障がい者の方に、多くの受診機会を提供するために、鳥取県中部に位置する倉吉市に 2 台目のリフト搭載車を配車することで効率よく全県を網羅し、県民に同一基準の健診を提供し、きめ細かく対応することが可能となります。併せて、2016年に発生した鳥取県中部地震の復興拠点として地域の活力増進の一助となることを目指します。

 

2020年01月16日